磐田市立磐田第一中学校

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校長室より

【始業式校長式辞】

 

 校門付近の桜の木々も美しい花を満開に咲かせ、この磐田第一中学校の丘(国府の丘)にも、命が輝く春がやってきました。今日、ここに磐田市立磐田第一中学校の令和6年度がスタートしました。

 本日の午後入学する1年生159名を入れた538名の生徒の皆さんと、教職員60名とが、磐田第一中学校を素晴らしい学校にするために力を合わせ、努力を積み重ねる日々が始まります。

先ほどは、2年生の松坂祥太朗さん、3年生の梶山日毬さんが、それぞれ本年度のスタートにふさわしい、立派な決意を発表しました。皆さん一人一人も、ぜひ、進級した今日、まさに今こそ、それぞれ新鮮な思いを込めた自分なりの決意や目標をもってほしいと思います。

今の日本、世界は、いつ起こるかわからない自然災害、国際情勢や経済面等による影響を大きく受け、不安な日々が続いています。これからみなさんが生きていく未来には予測ができないことが多く、その都度、柔軟でしなやかに対応していかなくてはならないことが多いと思います。そんな見通しが立てにくい日々を皆さんは生きていかなければならないのです。

この困難な状況を乗り越えるためにも、自ら考え、主体的に、しっかり学んで知力を身につけ、保健体育科の授業や部活動などで、体力をつけて健康な心身をつくり、学校生活の中で友達と楽しく過ごして人を思いやる力や人とかかわる力を培う必要があると、わたしは思います。

そうした、知力・体力・思いやリの心をバランスよく身につけていくことは、皆さんのこれからの「可能性や夢・未来」を大きく広げ、「共によりよく生きる社会」につながっていくのだと思います。

では、この3つの力が身に付くためには、どうしたらよいでしょうか?実は、当たり前のことを毎日一つずつ地道にやり続けることができればよいのです。例えば具体的に、こういうことができる「一中生」になってほしいと私は考えます。これらは、本校の「目指す生徒像」として3点、グランドデザインにも掲げています。

〇自ら考え、適確に判断して行動する生徒

〇多様な個性を受容し、協働して課題を解決する生徒

〇夢(こころざし)の実現に向けて粘り強く取り組む生徒 です。

 こうしたことを毎日きちんと行っていけば、必ず、皆さんは学校教育目標にある「『誇り』高く 『心』しなやかに 『夢(こころざし)』はぐくむ生徒」に育つと私は信じています。

もちろん、現実には自ら取り組むことが難しかったり、人それぞれの違いをうまく認めることができなかったり、途中で投げだしそうになったりと、誰にとっても、それはなかなか難しいものです。だからこそ、挑戦して、頑張るぞという強い意志をもつこと、粘り強い気持ちをもつことが大切です。

まずは、日々の生活の中で、「今日は、気持ちの良いあいさつをした、ありがとうが言えた、困っている人の手助けをした、発表をがんばった、友達と仲良くできた、掃除を黙って汗が出るまでしっかりやった、とことん部活を頑張った」、という日々を重ねていけば、一年後の皆さんは、きっと大きく成長しています。

このようにして、学習や学級の活動、学校行事、部活動に自ら進んで取り組んでいけば、皆さん一人一人はもちろん、この磐田第一中も大きく成長し、今まで以上に、最高の中学校になります。先生方も含め、生徒のみなさんで創っていきましょう。

以上、みなさんの健康と成長、活躍を祈念するとともに、磐田第一中にとって、より一層すばらしい一年となることを大いに期待し、始業式の式辞といたします。
            
                              令和6年4月5日 磐田市立磐田第一中学校長 小沼 裕樹