磐田市立磐田第一中学校
 
      
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校長室より


                                               磐田第一中学校 校長 山本敏治



令和2年度 始業式 式辞

 

今年も、磐田第一中学校の丘に春がやってきました。

 今日から、いよいよ令和2年度がスタートします。

 それぞれ上級生に進級した皆さんは、決意を新たにして、今日の始業式に臨んだことと思います。先ほどは、2人の生徒代表の本年度のスタートにふさわしい、力強い決意、抱負の発表がありました。みなさんも、是非、今の新鮮(フレッシュ)な気持ちを忘れず、1年間一人一人の目標に向かって粘り強く挑戦していって欲しいと思います。

 新2年生の皆さんは、いよいよ「先輩」と呼ばれる立場になりました。1年生のよきお手本となるよう、先輩として磐田第一中学校の伝統を守り、また新たな校風づくりに邁進してほしいと思います。新3年生の皆さんは、重みがある学校の司令塔となりました。最上級生としての誇りと自信をもって、この1年間を大切に過ごし、進路実現、自己実現につなげていってほしいと思います。

 さて、新しい年度の始まりとして、みなさんに2つのことをお話しします。

 第1は、「思いやりの心をもつ、磨く」ということです。人は誰もがたった一つの大切な命を持つ、かけがえのない存在です。自分自身を大切にするとともに、一人一人の気持ちを考える、見えないところまで気を配る、想像する、そんな「思いやりの心」を磨いていってください。思いやりの気持ちは言葉や行動に現れます。優しい気持ちから発せられる温かい言葉や行動は、受け取る人の心を温め、人間関係をより豊かにしていきます。特に、一中自慢の心のこもったあいさつや感謝の気持ちを表す「ありがとう」が、一中の中にもっともっとあふれるとすばらしいと思います。あいさつや「ありがとう」も含め、「あなたのことを大切に思っています」という気持ちを乗せた言葉や行動を交わし合うことにより、友達との心の絆をさらに強めていってください。

 第2は、「目標に向かって、粘り強く挑戦し続ける」ということです。昨年度3学期始業式で、青色の発光ダイオード(LED)を開発し、ノーベル物理学賞を受賞した天野浩教授について話をしました。天野教授は、「安易に妥協せず、とことん自分の頭で考えた目標ならば、その達成のためにどのような困難があってもへこたれない。」と言っています。先ほどの決意発表のような明確な目標、心に決めた志が、自分を引っ張っていってくれます。自分の目標、志をとことん考え、それに向けて挑戦し、学ぶことの楽しさや、苦しさを乗り越えた時の満足感を積み重ねていって欲しいと思います。 

 始業式に当たり、「思いやり」「目標に向かって粘り強く挑戦すること」について話をしました。

 最後に、毎日体温を測るなどの健康観察を確実に行うとともに、手洗いや換気を徹底する、マスクを着用する、人混みには出ない、規則正しい生活をするなど、新型コロナウィルス感染予防に万全を期し、病気や事故に気をつけ、充実した1年になることを期待して私からの話とします。         


               令和2年4月7日  磐田市立磐田第一中学校長 山本敏治



            






 





令和元年度3学期始業式 式辞

新しい年 2020年、令和2年が始まりました。そして、いよいよ1年のまとめの3学期が始まります。先ほど代表の荒井さん、山田さん、永島さんがそれぞれ自分と向き合って定めた決意や目標を堂々と述べてくれました。ここにいるみなさん一人一人が、自分で定めた決意や目標を常に意識し、なりたい自分により近づけるよう充実した3学期になることを願っています。
 目標をもって最後までやり抜くことの大切さについて、青色発光ダイオード(LED)を開発し、平成26年にノーベル物理学賞を受賞した浜松市出身、名古屋大学の天野浩教授について話をします。LEDは、現在、照明や信号機、映像機器、スマートフォン等に使われ、私たちの生活にはなくてはならないものになっています。光の3原色(赤、緑、青)が揃えば、それらを混ぜ合わせて全ての色を作り出すことができるのですが、当時、3色の内、青色LEDだけが開発に困難を極めていたそうです。そんな状況の中で、当時名古屋大学大学院の学生だった天野さんは、1年間で正月元旦を除く364日実験室に閉じこもって実験を行い、2年間で1500回以上の失敗を重ね、国内外の研究者が相次ぎ断念する中、ついに青色LEDの材料となる半導体「窒化ガリウム」の結晶化に世界で初めて成功したのです。野教授の故郷浜松の子供たちに向けたメッセージが、以前、中日新聞に掲載されていましたのでその一部を紹介します。「まだ私は人生の途中ですが、これまでの自分の人生を振り返ってみると、大切だと感じるのは、まず人生の目標を立てること、次に目標を立てることができたら、最後までやり抜くことでした。人生の目標を立てるというのは、私には簡単なことではなかったです。君たちと同じ子供の頃や高校生の頃はもちろん、大学院生の半ばまでは自分は何をすべきか分からず、ずっと考えておりました。安易に妥協せず、とことん自分の頭で考えた目標ならば、その達成のためにどのような困難があってもへこたれないと思います。(略)」また、「今から考えると、もっと勉強して、いろいろなことに興味を持って自分で積極的に取り組んでおけば良かったな、と反省しております。」ともありました。

 天野教授は、皆さんと同じ子供の頃から人生の目標を、自分と向き合いながら自分の頭で考え続けていたのでしょう。自分で考え自分で決めた目標だからこそ、その達成に向けて最後までやり抜くことができ、それが偉業に繋がったのだと思います。天野教授のように人生の目標とまではいかなくても、先ほど発表のあった、3学期の目標等、もう少し短期の目標においても、自分の頭でとことん考え自分で決めた目標であれば、困難にもへこたれずやり抜くことができ、2学期に話をしたチェンジ「自分を変えること」にもつながっていくと考えます。
 新年に際し未来に思いを馳せ、「自分の頭でとことん考え自分で決めた目標に向かって、最後までやり抜こう」ということを伝えて始業式の挨拶とします。一歩進んだ新しい皆さんの姿を期待しています

令和2年1月7日